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22年とんでも予想「化石燃料撤廃計画は暗礁に」=サクソバンク

2021年12月23日 11時26分

同社ウェブサイトより同社ウェブサイトより

 デンマークの金融大手サクソバンクはこのほど、2022年を大胆に予測した「とんでもない10大予想」を発表した。その一つは「化石燃料撤廃計画は暗礁に」と題し、各国の政策当局が商品価格の急騰に直面した結果、インフレを封じ込めるため、低炭素化への道筋を再設計し、今後の排出量削減目標を引き下げ、化石燃料への投資を支持するようになると予想している。

 具体的には、原油と天然ガスの新規上流投資に対する環境規制について、原油は5年間、天然ガスは10年間、暫定的に緩和するという。これにより、農産物とエネルギー価格の上昇で引き起こされる社会不安リスクを制限できるようになると訴えている。

 また「米インフレ率、賃金物価スパイラルで15%を突破」として、米国のインフレ率が第2次世界大戦後の最高水準を記録すると予測。新型コロナウイルスによる危機で、多数の高齢労働者が早期退職し労働市場から撤退するほか、他の労働者も有利な雇用条件を求めるようになる結果、第4四半期までに賃金上昇率は年率2桁の水準に到達。米連邦準備制度理事会(FRB)が金融引き締めを急ぐものの、タイミングの遅れは致命的になるという。

 このほか、「フェイスブック、若者離れで苦境にもがく」、「米中間選挙が憲法上の危機に発展」、「欧州連合(EU)発表のスーパーファンドは気候、エネルギー、防衛にフォーカス、財源は民間年金資産」、「女性版レディット・アーミーが企業の男性優位に挑戦」、「インドが湾岸諸国会議の非議決権メンバーに」、「非代替性トークン(NFT)ベースのデジタル権プラットフォームで劣勢に転じるスポティファイ」、「極超音速技術が宇宙開発競争と新たな冷戦要因に」、「医学の飛躍的進歩で平均余命が25年延長」を挙げている。

 サクソバンクはこれら10大予想について、可能性は低いが、実際に起こった場合、世界の金融市場に多大な影響を及ぼすと説明している。予想の詳細は同社のウェブサイト(https://www.home.saxo/ja-jp/insights/news-and-research/thought-leadership/outrageous-predictions)で確認できる。(了)

 

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