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東京市場サマリー(5日)

2021年01月05日 17時31分

JR渋谷駅前のスクランブル交差点を行き交う大勢の人たち=5日午後、東京都渋谷区JR渋谷駅前のスクランブル交差点を行き交う大勢の人たち=5日午後、東京都渋谷区
 【東京株式】3日続落=新型コロナ拡大に警戒感
 新型コロナウイルスの感染拡大や、緊急事態宣言に伴う経済活動制限への警戒感が高まり、利益確定売りが優勢となった。日経平均株価は前日比99円75銭安の2万7158円63銭と3営業日続落。東証株価指数(TOPIX)も3.37ポイント安の1791.22と下落した。第1部は54%の銘柄が値下がりし、値上がりは41%だった。出来高は9億8953万株、売買代金は2兆1336億円。

 【東京外為】ドル、102円台後半=米上院決戦投票控え様子見
 5日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、国内を中心とする新型コロナウイルスの感染拡大が懸念され軟調となる中、終盤は米ジョージア州の上院決選投票の結果を見極めたいとの雰囲気に包まれて様子見となり、1ドル=102円台後半でもみ合った。午後5時現在、102円94~95銭と前日(午後5時、102円91~92銭)比03銭の小幅ドル高・円安。ユーロは対円、対ドルともにやや下落。午後5時現在、1ユーロ=126円19~26銭(前日午後5時、126円19~20銭)、対ドルでは1.2259~2259ドル(同、1.2262~2263ドル)。

 【東京債券】先物、堅調=長期金利は0.010%
 債券先物は堅調。長期国債先物の中心限月2021年3月物は、前日比15銭高の152円03銭で取引を終えた。長期金利の指標となる新発10年物国債360回債の利回りは、午後になって前日比0.010%低下の0.010%で約定した。

 【短期金融市場】無担保コール翌日物速報値、マイナス0.019%
 日銀が公表した短期金融市場での無担保コール翌日物の速報値は、加重平均がマイナス0.019%(前営業日確報値マイナス0.018%)、最高レートは0.001%(同0.001%)、最低レートはマイナス0.065%(同マイナス0.070%)だった。

 【東京原油】ドバイ原油、NY受け急反落
 東京商品取引所のドバイ原油先物相場は急反落。終値は、中心限月6月先ぎりが前日比1370円安の3万2040円。日中立ち会いは、4日のニューヨーク原油(WTI)先物相場安を眺めて大幅安で寄り付いた。その後はWTIの軟化を眺め安値圏でもみ合った。

 【JPX金】金、NY高受け続伸
 大阪取引所の金先物相場は続伸。清算値は、中心限月12月先ぎりが前日比40円高の6424円。日中立ち会いは、4日のニューヨーク金先物相場が米金融緩和の長期化観測を背景に上昇した流れを受け、買いが先行した。その後は取引中のNY相場の伸び悩みを背景に利益確定売りが出たため、上値を抑えられた。

 【経済統計】
◆資金供給量、過去最高=617兆円、コロナ禍で10年連続―昨年12月末
◆12月の新車販売、前年比7.4%増=20年は12.3%減―自販連
◆12月の軽自動車販売、前年比15.4%増=20年は10.1%減

 【要人発言】
◆岸防衛相:自衛隊医療チーム、要請あれば迅速に派遣
◆萩生田文科相:一斉休校要請、考えていない=緊急事態宣言再発令で

 【ニュースから】
◆緊急事態宣言、7日に決定=菅首相「国民の安心最優先」
◆東京、新たに1278人感染=重症者は最多111人―新型コロナ
◆独自:地方発DXのアジア連携支援=脱炭素やヘルスケアなど5分野―政府(了)
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