モーニングスター、「ファンド・アワード」を発表=「分散投資を行う上でコアとなりうるファンド」を選出
2025年02月19日 14時00分

独立系大手投資調査会社のモーニングスターは、2025年の「モーニングスター・アワード」の受賞ファンドを発表した。同社のリサーチチームが「長期にわたって投資家に貢献し、今後も競争力のあるリスク調整後リターンを提供できる」と考えるファンドを、日本株や世界株など5部門から3ファンドずつ選出した。
3月11日に開催する授賞式で、それぞれの部門ごとに1本を最優秀ファンド、2本を優秀ファンドとして表彰する。またこの時、優れたラインアップを有する運用会社を選出する「運用会社アワード」を発表する。
モーニングスター・ジャパンのマネジャーリサーチ部の元利大輔部長は、「日本の投資信託市場は昨年の少額投資非課税制度(NISA)拡充以降、多額の資金が流入しているが、その多くは一部の株式ファンドに集中しており、リスクの偏りが懸念されている」と指摘。

「今回のアワードでは『投資家が分散投資を行う上でコアとなりうるファンド』を五つの部門から選出した。このアワードが、今後の投資家のファンド選びの一助となることを期待している」(元利氏)と話している。