米、ＬＩＢＯＲ契約停止を要請＝「可能な限り即座に」

2020年11月30日 23時00分

EPA時事

　【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）、連邦預金保険公社（ＦＤＩＣ）、通貨監督庁（ＯＣＣ）の金融監督当局は３０日、国際金融取引の基準金利となるロンドン銀行間取引金利（ＬＩＢＯＲ）に関し、ドル建てＬＩＢＯＲを指標とする新規取引を「可能な限り即座に」停止を求める声明を発表した。

　ＬＩＢＯＲは、融資金利やデリバティブ（金融派生商品）といった取引のベンチマークとして世界で幅広く採用されている。大手銀行が申請したデータに基づいて算出されるが、２０１２年に欧米金融機関による不正が発覚。２１年末に指標の公表が停止される見通し。（了）

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