〔米指標予測〕4月の小売売上高、12.0%減か=経済活動停滞、過去最悪に
2020年05月13日 15時24分
AFP時事
【ニューヨーク時事】米商務省が15日発表する4月の小売売上高の市場予想(ロイター通信調べ)によると、予想中央値は前月比12.0%減と、3月(8.4%減)に続き、2カ月連続で過去最大のマイナス幅を記録する見通し。
変動の大きい自動車を除いたコアも8.6%減(3月は4.2%減)と大きな落ち込みが見込まれている。前月はいずれも改定値。
4月は、新型コロナウイルスの感染拡大で、食料品といった生活必需品を除く小売店やレストランなどの一時閉鎖が広がった。
ウェルズ・ファーゴは「食料品など一部は記録的な売り上げだったが、他の多くの小売りは、過去最悪だった」と指摘。買いだめによる食料品の売り上げ増も他の落ち込みを相殺するには程遠く、小売売上高は中央値とほぼ同じ12.3%減を見込んだ。(了)
〔米指標予測〕について
米国の雇用統計やGDPなどを対象に指標発表前に市場関係者の事前予想値を紹介する記事です。統計発表日の数日前に配信しています。