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「半沢直樹」で想起する日航の経営再建問題

<2020年10月2日>

こんにちは。JFSメールマガジン担当の春原桃子です。
バタバタしているうちに気づいたら下期に入っていました。先日、健康診断の結果が来たのですがコロナ太りがしっかり反映されていました。このまま食欲の秋に突入するのが怖いです。それでは、今週の編集長コラムをどうぞ。

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「半沢直樹」で想起する日航の経営再建問題

大勢の報道陣が詰め掛けた中行われた会社更生法適用申請後の記者会見。奥右から3人目は日本航空の西松遥前社長(東京・千代田区)=2010年1月19日
大勢の報道陣が詰め掛けた中行われた会社更生法適用申請後の記者会見。奥右から3人目は日本航空の西松遥前社長(東京・千代田区)=2010年1月19日

 人気テレビドラマ「半沢直樹」の放送が終わりました。銀行を舞台にした時代劇とも評された濃厚なシーンの数々。フィクションと承知の上で、多少なりとも銀行業界を取材した経験から「それは違うやろ!」と突っ込みを入れつつ、最終回まで満喫しました。

 この話に登場する「帝国航空」のモデルは明らかに日本航空でしょう。今年は日航が会社更生法を申請してから10年。実際の再建策では、銀行団が5000億円を超える債権を放棄し、3500億円の公的資金も注入されました。日航は大規模な人員削減や不採算路線の廃止、OBも含めた年金減額などのリストラを実施。わずか2年で再建を遂げ、東証への株式再上場を果たします。

 公的資金投入や

 

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