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いよいよFOMC、どうする日銀

<2019年7月26日>

いよいよFOMC、どうする日銀

 世界中の市場関係者が注目する米国の金融政策を決める会合「FOMC」が30、31日に開かれます。利下げが確実視される中、日米の金融証券市場では引き下げ幅をめぐり思惑が交錯する展開が続きましたが、現在は0.25%予想が大勢です。米国などの金融緩和で円高が進行する恐れもあり、直前に金融政策決定会合を開く日銀も大変なようです。

 トランプ大統領の型破りな言動は、金融政策に対しても激烈でした。来年の大統領選を控えて選挙モード全開の大統領。「FRBは利下げすべきだ。FRBが景気を減速させた」など真正面からの緩和要求を繰り返し、パウエルFRB議長解任を議論したと報じられたこともありました。実際にそれが可能かどうかは別にして、異次元の介入ぶりです。

 歴史的低水準にある失業率、NY株価は史上最高値圏と、米国経済は利下げが必要な状態なのか疑問の声が少なくありません。しかし、FRBは6月、米中貿易摩擦などの影響で経済の先行きに不透明感が強まったとして従来の方針を転換、来週の会合で「予防的利下げ」に踏み切るとみられています。さらに欧州中央銀行も利下げの検討を始めました。

 こうした中、FOMC直前の29、30日に日銀の金融政策決定会合が開かれます。今のところ外為市場は落ち着いていますが、米国の結果が判明する前の段階でどのような対応を取るのか、非常に悩ましいところです。

採録記事

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記事からは、円高への警戒感を強めつつも、追加の金融緩和は副作用も大きく打つ手は限られるという日銀の苦しい状況が伝わってきます。「レーダー」のワッペンは、注目されるテーマを深堀りした記事に付けています。〔財金レーダー〕、〔銀行レーダー〕と合わせて、是非読んでいただきたいコンテンツです。

それでは、よい週末をお過ごしください。