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「武漢 頑張れ!」

<2020年2月7日>

こんにちは!JFSメールマガジン担当の春原桃子です。
弊社「バロンズ・ダイジェスト」サイトでは毎週火、水曜日に無料記事を各1本配信していますが、その中から抜粋した記事をJFSサイトでもご紹介しております。お仕事の合間にぜひご覧ください!

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「武漢 頑張れ!」

 新型コロナウイルスの問題で金融証券市場やエネルギー・素材の市場が大きく揺れています。中国での感染者は3万人規模に達し、2003年に同じく中国で発生した重症急性呼吸器症候群(SARS)を超えました。中国経済、世界経済に影響が及ぶのは必至ですが、市場が困惑しているのは、これが一過性のものなのか、あるいはもっと深刻な事態を招くのか、現時点では見極めがつかないことです。

 ウォール街や兜町では、影響は限定的で、むしろ「株式市場では絶好の買い場になる」との見方が少なくありません。1月末こそ凄まじい売りにNYダウが600ドル超値下がりしましたが、その後は中国政府の対策やワクチン開発進展の情報を好感してダウ、S&P500指数がともに史上最高値を更新するなど買い戻しが活発化。東京市場もNYとほぼ同じ動きを示しています。

 今回の新型ウイルス問題でしばしば指摘されるのが、SARS発生時など過去のケースとの比較です。新型の感染症が発生すると、しばらくは経済への影響を懸念して株価は下落し、その後大きく反発するケースがほとんどでした。このため今回も一時的な下落局面は買い場との見方には一定の説得力があります。

 ただ、SARSの時とは中国の経済規模がまるで違います。日本にとっては、訪日中国人の「爆買い」による恩恵はかなりのものです。昨年の訪日外国人は3188万人、このうち中国人は959万人で第1位

 

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