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証券界が変質? 「泣いた赤鬼」に例えるトップも

<2019年10月25日>

こんにちは!JFSメールマガジン担当の春原桃子です。
10月最後の配信です。スポーツ、行楽、芸術、etc、皆さんはどのような秋をお過ごしでしょうか。
私は先週末に岐阜方面にキャンプに出かけてきました。食材の買い出しに立ち寄った地元スーパーの肉、魚など品揃えが素晴らしかったのと、アウトドア料理の名人のおかげでグルメなキャンプになりました。下呂温泉の周辺は紅葉も始まっていました。皆さんの紅葉おすすめスポットがあればぜひ教えてください!
それでは今週の編集長コラムをどうぞ。

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証券界が変質? 「泣いた赤鬼」に例えるトップも

 米中貿易摩擦や中国経済の減速、英国のEU離脱など懸念材料がいろいろある中でも、最近の東京株式市場は好調な動きを続けています。
 先週16日には日経平均株価が今年の最高値を更新、約10カ月ぶりの水準まで値上がりし、今週も高値更新が続きました。とはいえ、関係者からは「相場が上昇しても、それが取引増加につながり証券界全体が明るいムードに包まれる時代ではなくなった」と、厳しい指摘が聞こえてきます。証券界は変質したのでしょうか。

 手数料の完全自由化をきっかけに、多くの個人投資家は対面販売が中心の伝統的な証券会社から、手数料の安いインターネット証券に流れました。一時はネット証券全体が大いに盛り上がったものですが、現在の市場にそうした雰囲気は感じられません。
 活発な売買を繰り広げていたデイトレーダーと呼ばれた投資家の多くは、暗号資産(仮想通貨)など他の市場に移ったとも言われ、かつてほど活発な取引を行っていないようです。ある証券会社の幹部は「日本株を売買しているのは海外の投資家ばかり。それ以外は日銀による買い入れだ」と指摘します。

 しばらく前に会った証券のトップは「今や証券の店舗は『泣いた赤鬼』のお店のようだ」と話すのを聞き、驚きました。人間と仲良くなりたいと思った赤鬼がお店を開くのですが、みんな怖がって店に寄り付かない

 

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