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評価額NYSE超え コインベースは創造的破壊者か

<2021年4月23日>

こんにちは。JFSメールマガジン担当の春原桃子です。
もうすぐゴールデンウィークですが、今年も旅行や外出がしづらい状況で残念です。私もいくつか予定がキャンセルになったので、空いた時間に何をするか考え中です。それでは、今週の編集長コラムをどうぞ。

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評価額NYSE超え コインベースは創造的破壊者か

AFP時事
AFP時事

 先週、米ナスダック市場に暗号資産(仮想通貨)交換業最大手のコインベース・グローバルが株式を上場しました。ビットコインの高騰もあって人気を集め、上場初日の時価総額は約860億ドル(9兆4000億円)に。ナスダックやニューヨーク証券取引所の親会社、インターコンチネンタル取引所を上回りました。

 コインベースは2012年の創業。バロンズ・ダイジェストによると、暗号資産を扱う企業の中では堅実な経営で業容を拡大してきました。現在はビットコインなど数十種類の取引が可能で、世界に5600万人の利用者がいます。

 ビットコイン・ブーム最良の投資先コインベース 暗号資産の本命プラットフォーマーが上場

 4月18日号のウィークリー・マガジンに掲載された記事では、コインベースを総じて高く評価。ビットコインなどの下落局面ではリスクがあるとしながらも、「同社の株価が大幅に上昇する可能性があると考えるのには十分な理由がある」と指摘。従来型のブローカーや取引所とは異なり、「破壊的なテクノロジーを代表する企業」と位置付けるアナリストの強気の見方を紹介しています。

 電気自動車メーカー、テスラへの積極投資で知られるキャシー・ウッド氏が率いるアーク・インベストメント・マネジメントのファンドも、上場初日に2億4600万ドル相当のコインベース株を購入していたことが報じられています。破壊的イノベーションを選好するウッド氏もコインベースの将来性に魅力を感じたようです。

 一方、暗号資産交換業といえば、東京に本拠を構えていたマウントゴックスの苦い記憶がよみがえります。一時はビットコイン取引のシェア7割を占める最大手でしたが、巨額の資産が「流出」し、2014年に経営破綻しました。バロンズの別の記事では、個人投資家はコインベースへの投資は慎重に行うべきだとするファイナンシャル・アドバイザーの意見を伝えています。

 株式と同様、暗号資産の売買手数料も企業間の競争で低下していく可能性があり、マネーロンダリグ防止などのため規制も強化されそうです。こうした不透明な要因がある中で、コインベースの株価の行方、さらに今後どのような革新的サービスを打ち出すのかが注目されます。
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今週も編集長コラムをご覧いただきありがとうございました。皆さん、素敵な週末をお過ごしください。 春原(すのはら)

 

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