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アクティブファンドで4月9日に資金流出=トランプショックの株価乱高下で-モーニングスター・ジャパンが特別記事の第2弾

2025年04月18日 12時00分

元利大輔部長

 モーニングスター・ジャパン マネジャーリサーチ部の元利大輔部長は、特別記事「トランプショックに狼狽せず②:市場急落時の投資家行動、アクティブ型とインデックス型の違い」を掲載した。

 第2弾として、4月1日から14日までの10営業日を調査したところ、4月9日に資金流出が発生していたことが分かった。運用スタイルで分析すると、アクティブ型からは資金流出が見られた。一方で、インデックス型は全体として資金流入を維持していた。

 元利部長は「アクティブ型投信の多くが銀行や証券会社の販売員を通じて販売されている点を考慮すると、販売チャネルである金融機関の販売員の動揺が、投資家の行動に影響を与えている可能性が示唆される」と分析。

 「長期投資を前提とするならば、市場の急な変動に過剰に反応し売却することは合理的とは言えない。投資家への適切な情報発信はもちろんのこと、販売の担い手である銀行や証券会社の販売員に対するタイムリーかつ正確な情報提供の重要性が改めて浮き彫りになっている」(元利部長)とコメントした。

 モーニングスター・ジャパンは、トランプ米大統領による4月2日の「相互関税」の発表を受けて各国株価が急落した件で、特別記事の第1弾では、4月1日から7日まで5営業日の資金流出入動向を分析した。

【モーニングスター・ジャパン コラム】
https://ibbotson.co.jp/researchjitr/column/

 

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