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相場急変時こそ冷静に、じっくりと持ち続ける=モーニングスター・ジャパンの元利氏が調査レポート

2024年08月13日 13時00分

(出所)モーニングスター・ジャパン(出所)モーニングスター・ジャパン(クリックで表示)

 モーニングスター・ジャパンは9日、調査レポート「市場急落をうけての投信市場動向」を公表した。株価急落日を含む、8月の月初5営業日目までの資金動向をまとめた。それによると、5日間の推計純流入額は約2800億円となり、7月(約3400億円)に比べて減少した。元利大輔マネジャーリサーチ部長は「7月に比べ大きく減った訳ではなく、引き続き個人投資家の投資意欲は高かったと言えよう」と指摘した。

 ただ、1日ごとに資金フローを見ると、8月7日は約1500億円の純流出となった。元利氏は「市場急落を受けて慌てて売却した投資家が少なくなかったことを示唆している」と分析、「投資家は相場急落時にこそ冷静になり、長期投資の観点から慌てて売却せず、じっくりと持ち続けることが重要であろう」と指摘した。

 こうした中、日本株のインデックスファンドは、純流入になった。相場が下落した時に買いにまわる「逆張り」スタイルの投資家が多いためと見られる。これに対して元利氏は「目線が短期になり過ぎないように気を付けたい。短期でインデックスファンドを過度に売買するのではなく、中長期の目線を持った投資を心がけると良いであろう」とアドバイスした。

【モーニングスター・ジャパン】「市場急落をうけての投信市場動向、一部でパニック売りも逆張り投資家も存在」
https://ibbotson.co.jp/news/0809_fund_flows/

 

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