1兆円超えファンド、14本に拡大=長期投資で「旗艦ファンド」が生まれる土壌が整い始めた-モーニングスター・ジャパンの元利氏がレポート
2026年03月02日 08時00分

モーニングスター・ジャパンは、調査レポート「旗艦ファンドへの道=日本の1兆円ファンドは運用会社の『顔』となる?」をまとめた。同社の調べによると、公募株式投信(除くETF)で純資産総額が1兆円を超えるファンドは、2026年1月末時点で14本に達した。日本ではこれまでに、累計で29本の1兆円ファンドが誕生してきた。
元利大輔マネジャー・リサーチ部長は、「日本の運用会社の間で、自社の投資哲学や運用力を体現した『旗艦ファンド』を持つことへの関心が高まっている」と述べ、海外の運用会社の「旗艦ファンド」や日本の1兆円ファンドについて分析した。
元利氏は、日本の現状について「長期投資を前提としたインデックス・ファンドが巨大化し、世界的な旗艦戦略を採用するファンドへの支持が広がりつつあり、真の旗艦ファンドが生まれる土壌が整い始めたことを示唆している」と指摘。
「未来の旗艦ファンドは、投資家と運用会社がともに長期志向を共有する環境で育っていくはずだ。投資家に求められるのは、運用哲学の一貫性と残高形成のプロセスを問う視点であり、短期の話題性に惑わされず、時間をかけて育つファンドを見極める視点こそが、長期の資産形成の基盤になる」(元利氏)とアドバイスしている。
(出所、モーニングスター・ジャパン)(クリックで表示) また、モーニングスターのレーティングの役割について「投資家と運用会社の間に築かれる『長期的な信頼の形成』を、モーニングスターはファンドの運用戦略の調査・評価を通じて支援している。運用プロセス、運用担当者、運用会社を定性・定量の両面から評価する『モーニングスター・メダリスト・レーティング』を、短期的な話題性に左右されない持続的なファンドの見極めに活用していただきたい」と話している。
【モーニングスター・ジャパン、レポート】
https://ibbotson.co.jp/researchjitr/reports/



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