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金融経済教育の課題、「難しい内容が多い」=「外部との連携」に期待-日本FP協会アンケート

2024年08月01日 08時30分

(出所)日本FP協会(出所)日本FP協会(クリックで表示)
(出所)日本FP協会(出所)日本FP協会(クリックで表示)

 日本FP協会は「学校における金融経済教育に関する意識調査」をまとめた。この中で「学校現場での課題」を尋ねたところ、「生徒にとって理解が難しい内容が多い」が54.7%で最も多かった。次いで「教える側の専門知識が不足している」が45.3%を占めた。調査は6月に、全国の23~60歳の金融教育に携わったことのある小中高校の教員に実施、約800人から回答を得た。

 この中で「外部組織との連携を進めるべきか」を尋ねたところ、80.1%が「そう思う」または「ややそう思う」と回答した。また、その理由は「高度な専門知識を持った講師の授業が受けられるから」が78.4%と最も多かった。

 政府は、2028年度末をめどに「学校等で金融経済教育を受けたと認識している人の割合」を現状の7%から20%に増やす方針を掲げている。日本FP協会では、テキスト「10代から学ぶパーソナルファイナンス」を作成、インストラクターによる出張授業を提供している。

(出所)日本FP協会(出所)日本FP協会
 

 

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