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ライフプラン、4人に1人が「立てている」=立案者ほど人生満足度が高い-日本FP協会

2024年03月28日 13時00分

(出所)日本FP協会「ライフプランニング意識調査」より「ライフプランの立案状況」(出所)日本FP協会「ライフプランニング意識調査」より「ライフプランの立案状況」(クリックで表示)

 日本FP協会(白根壽晴理事長)がまとめた「ライフプランニング意識調査」によると、回答者の9%が「ライフプランを考え、具体的な資金計画まで立てている」と回答した。また「ライフプランを考えているが、具体的な資金計画までは立てていない」人は18%を占めており、これらを合わせると回答者の4分の1が、ライフプランを立てていることが分かった。

 調査は今年2月上旬に全国20~69歳の男女2000人にインターネットで実施した。

◆人生満足度、平均は5.3点

(出所)日本FP協会「ライフプランニング意識調査」より「人生満足度」(出所)日本FP協会「ライフプランニング意識調査」より「人生満足度」(クリックで表示)

 調査の中で、「人生の満足度」を10~0点で評価してもらったところ、平均点は5.3点だった。満足度とライフプランニングとの関連を分析すると、「ライフプランを考え、具体的な資金計画まで立てている」人の平均点は6.6点、「ライフプランを考えているが、具体的な資金計画までは立てていない」人は5.9点で、いずれも平均点を上回った。

◆ライフイベントに向け「早くからの資金準備」が重要

 調査の中で、結婚や老後などのライフイベントごとに「お金の不安度」を尋ねたところ、多くのイベントで不安度が6割を超えた。

(出所)日本FP協会「ライフプランニング意識調査」より「お金の不安度、お金の不安の影響度、やってよかったこと、後悔していること」(出所)日本FP協会「ライフプランニング意識調査」より「お金の不安度、お金の不安の影響度、やってよかったこと、後悔していること」(クリックで表示)

 ライフプラニングとの関連を分析したところ、「ライフプランを考え、具体的な資金計画まで立てている」人では、不安度が4~5割台に低下した。一方、「ライフプランを意識しているが、具体的に立案できていない」人では、不安度が7割を超えるイベントもあった。

 同協会では、「自分の人生を自らプロデュースする時代において、ライフイベントに向けて、早くから、前もって資金準備することの大切さが浮き彫りになった」と分析している。

【ニュースリリース】ライフプランニング意識調査結果 ライフプランを具体的に立案し、ウェルビーイングの実現へ ~約4人に1人がライフプランを立てている~
https://www.jafp.or.jp/about_jafp/katsudou/news/news_2023/files/newsrelease20240328.pdf

 

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