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調査レポート「金投資の魅力~ポートフォリオにおける金の役割」を公表=金関連ファンドの残高は1兆7000億円に拡大-モーニングスター・ジャパン

2025年08月08日 11時00分

橋本直子シニアアナリスト

 モーニングスター・ジャパンの橋本直子シニアアナリストは、調査レポート「金投資の魅力~ポートフォリオにおける金の役割」をまとめた。

 インフレ圧力の長期化や、通貨価値の下落に対する懸念、地政学リスクの高まりなどを背景に、資産を守る手段として、金に対する関心が高まっている。日本国内の金関連ファンドの運用残高は6月末時点で1兆7000億円と、5年間で約8倍に拡大した。

 金への投資方法は、①現物(金地金、金貨) ②金価格連動型ファンド・ETF(上場投資信託) ③金鉱株ファンド ④ポートフォリオに金を組み入れたアロケーション型ファンドなど、多様な選択肢がある。

 橋本氏は「それぞれに、運用コストや流動性、運用手法に特徴があるので、自身の投資目的やリスク許容度、ポートフォリオ全体のバランスを考慮しながら、最適な投資手段を選択することが重要だ」とアドバイスしている。

 また、「金はインフレヘッジや安全資産としての役割が期待される一方、歴史的には大きな下落局面を経験しており、防御的資産である国内債券や現金の代替として扱う際には慎重な判断が求められる」と分析。

 さらに、「一般的に金は米ドル建てで取引されるため、日本の投資家にとっては、為替リスクも無視できない要素だ」と指摘している。

【モーニングスター・ジャパンのレポート】
https://ibbotson.co.jp/researchjitr/reports/

 

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