ウェルスナビ、最新のセキュリティを導入=9月上旬から、顔や指紋で本人確認
2025年08月20日 08時00分

ロボットアドバイザー最大手のウェルスナビは、最新のセキュリティシステムである「パスキー(FIDO2)」を9月上旬から導入すると発表した。顔・指紋の生体情報を使って、多要素認証を行える
「パスキー」は、パスワードレス認証を実現するための国際規格に基づく認証技術。パスワードを使わずに、顔・指紋などの認証で、安全かつ簡単にログインできるという。ウェルスナビのWebサイトやアプリ上で、スマホやPCを使って設定する。
今年に入り、フィッシング詐欺による証券口座の乗っ取りや不正取引の被害が拡大している。ウェルスナビでは、2018年8月に認証アプリを用いた多要素認証の導入、2025年6月にログイン時の多要素認証の順次必須化、同年7月になりすましメールへの対策強化などのセキュリティ対策を進めてきた。
同社では、より多くのお客さまに利用してもらえるように、動画やコラムなどを通じてパスキーの利用方法を分かりやすく発信する方針。また、「ログインに加え、取引や登録情報の変更などのうち特に重要な操作についても、パスキーなどによる認証を実施し、サービスの安全性を高めていく」と話している。