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ウェルスナビ、NISAで問い合わせが急増=12月は2000件超、半年前の3.4倍

2024年01月31日 08時00分

(出所)ウェルスナビ(出所)ウェルスナビ(クリックで表示)

 ロボットアドバイザー最大手のウェルスナビ(本社東京、柴山和久社長)で、少額投資非課税制度(NISA)に関する問い合わせが急増している。昨年12月は、前月比1.5倍の2371件だった。半年前と比較すると3.4倍になっている。

 コールセンターには「新しいNISAが始まるにあたって、何をしなければならないのか」「NISAの投資枠を使い切るにはどうしたらいいのか」といった質問が寄せられているという。

 これに対して、同社の執行役員・リサーチ&クオンツの牛山史朗氏は「新しいNISAの非課税枠は大きな魅力だが、非課税枠を使い切ることにこだわらなくてもよい。大切なのは、運用の目的や目標、どれくらいのリスクを取れるのかなどを踏まえ、自分に合った資産運用をできるだけ長く続けること」とアドバイスしている。

 ウェルスナビのロボットアドバイザー「WealthNavi」は、スマートフォンなどで簡単な質問に答えると、コンピューターが自動で資産配分し、株式や債券、不動産など世界50カ国の1万2000銘柄に分散投資してくれる。

 NISAにも対応しており、毎月1万円から自動で積み立てられるため、手軽に「長期・積立・分散」を実践するツールとして人気を集めている。昨年9月末時点の利用者数は38.3万人で、預かり資産額は今年1月11日に1兆円を突破した。

 

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