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フィデリティ、「自然喪失」阻止でサステナブル投資を推進=ロードマップ策定、スチュワードシップ活動を強化

2023年11月24日 14時15分

(出所)フィデリティ・インターナショナル「フィデリティの森林破壊フレームワーク」(出所)フィデリティ・インターナショナル「フィデリティの森林破壊フレームワーク」(クリックで表示)

 フィデリティ・インターナショナルは、森林破壊などの「Nature loss(自然喪失)」を食い止めるため、工程表「ネイチャー・ロードマップ」を策定した。社会の持続可能性に留意したサステナブル投資を推進し、株主総会での議決権行使やエンゲージメント(対話)などのスチュワードシップ活動を強化することで、「Nature Positive(生物多様性の喪失を食い止め、回復させていくこと)」に向けた企業の活動を加速させる。

 自然喪失については、世界経済フォーラムが1月に発表したリポートの中で、「今後10年間に人類が直面する最も深刻なリスクの一つであり、重大なシステミックリスクだ」と指摘した。日本においては、森林破壊が重要なテーマで、「自動車メーカー、コンビニ小売、飲料会社、銀行などの金融機関もリスク抵触の精査の対象だが、この問題はまだ認識され始めたばかりだ」という。

村田裕香エンゲージメント・アナリスト

 フィデリティ投信(本社東京)の村田裕香エンゲージメント・アナリストは「企業との対話を通じて、サプライチェーン(原料から製造・販売に至る一連の流れ)を精査し、トレイサビリティ(追跡可能性)を向上させるように促している。それにより、投資家が適切に自然関連リスクを評価できる情報開示が行われることを目指している」と話している。

 

 

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