お金の不安解消策、トップは「節約」で6割=「長期投資」は5割で3位、20~30代に調査=日本FP協会
2023年11月24日 14時00分
将来のお金に対する不安有無(クリックで表示)
日本ファイナンシャル・プランナーズ協会が20~30代の勤労者に実施した「これからのお金と給料に関する意識調査」によると、「お金の不安を解消するために有効だと思う対策」は、「節約をする」が59.1%でトップだった。次いで「適切な家計管理をする」(52.7%)と「長期的な投資をする」(50.7%)が5割程度を占めた。
「将来のお金に不安がある」と回答した人は約8割を占めた。
一方、「お金の管理に関して実施していること」を尋ねたところ、「節約」は55.8%と同じように高かったが、「家計管理」(32.4%)と「長期投資」(30.1%)は割合が低下した。同協会では「『適切な家計管理』や『長期的な投資』が不安解消に有効だと思っている人は約半数を占めたが、実施している人は3割程度にとどまっている。有効だと思っても、行動に移せていない人が一定数いることが分かる」と指摘した。
お金の管理に関して実施していること(クリックで表示)
性別・世代別の分析では「男性は『投資』、女性は『家計管理』が高い傾向にある。『投資』については20代後半以降が高い。また、パート・アルバイトより正社員・公務員が興味を持っており、家計の余裕と投資意欲の間に関連性が推察される」とコメントしている。
調査は10月中旬に、全国の20~39歳で収入を伴う仕事をしている600人に実施した。主に「給料受け取り後の行動」、「将来のライフイベントとお金」、「将来のお金に対する不安」の3項目について尋ねた。
【ホームページ】日本FP協会
https://www.jafp.or.jp/