IFAを「NISAマイスター」に=世帯金融資産1億円をともに目指す=楽天証券の大嶋副社長
2023年11月20日 14時00分
(出所)楽天証券(クリックで表示)
楽天証券の大嶋広康副社長は、少額投資非課税制度(NISA)の普及に取り組むIFA(独立系ファイナンシャル・アドバイザー)を「NISAマイスター」として、個人の世帯金融資産1億円の実現を共同して応援していく活動を行うことを検討していることを明らかにした。
IFAとは、銀行や証券などの金融機関に所属せず、独立の立場で資産運用のアドバイスを行う金融商品仲介業者のことだ。顧客のライフプランに合った運用計画を提案し、生涯にわたってアフターフォローする。世帯単位でアドバイスすることも多い。楽天証券は、IFAに金融商品の売買や業務管理のシステムを提供している。
来年1月にスタートする新しいNISAは、制度が恒久化され、生涯の非課税投資限度額が大幅に拡充される。大嶋副社長は「本人の限度額は1800万円だが、配偶者や成人したお子さま、祖父母を加えると非常に大きな金額になる。NISAを使って世帯金融資産1億円の実現を支援する活動をIFAの皆さんと行っていきたい」と話した。
また、新NISAでのIFAの役割については「非課税限度枠の再利用が可能になるため、3年後、5年後にお客さまの世帯状況やゴールの変更に合わせて、運用計画のポートフォリオを見直すことができるようになる。IFAの活躍の余地が広がり、アドバイスの価値が高まる」(大嶋副社長)と指摘した。
さらに「非課税保有期間が無期限化されるので、生涯にわたってNISAを通じた投資を継続していただけるように、お客さまごとに安心して保有できる、パーソナライズしたポートフォリオを提案することが重要になる」(同)と述べた。