日本初、つみたて継続保険「つみえーる」で発表会=「20/60問題」で「新・教育資金プロジェクト」-レオス・キャピタルワークスとT&Dフィナンシャル生命保険
2025年07月01日 08時30分

SBIレオスひふみの運用会社レオス・キャピタルワークス(本社東京、藤野英人社長)とT&Dフィナンシャル生命保険(本社東京、森中哉也社長)は、日本初のつみたて継続保険「つみえーる」の発表会を開催した。子育て世代のタレントの小倉優子さんと現役保育士でインフルエンサーのてぃ先生が参加し、「つみえーる」のシミュレーション機能を体験した。
この商品は、レオス・キャピタルワークスの直販口座で「毎月同額積み立て」を始めるお客さまが、保険に加入することで万が一の際に給付金等が給付され、それ以降のつみたて予定金額が保障されるサービスだ。教育資金の積み立てと、生活保障リスク(死亡、障害、介護、三大疾病)の両方に備えることができる。また、少額投資非課税制度(NISA)も利用できる。
レオス・キャピタルワークスの藤野社長は、商品開発の背景について「晩婚化に伴い、子どもが20歳になる時に親が60歳という家庭が当たり前になって、さまざまなお金の問題が一気に降りかかる『20/60問題』が起きている。『つみえーる』を利用することで、子どもの教育費、病気・就労リスク、老後資金・介護に備えることができる」と説明した。
さらに、こうした社会課題について情報発信する「新・教育資金プロジェクト」を立ち上げて、子育て世帯を応援していくことを明らかにした。
また、T&Dフィナンシャル生命保険の森中社長は、「つみえーる」のメリットについて「これまで生命保険業界では、子育て世代に対して学資保険を提供してきた。ただ、契約時に決められた利率で将来の受取額が固定化されるため、今後、金利や物価が上昇した場合、受取額の価値が実質的に目減りする。インフレに対応しながら、将来に向けて資金を増やしていくには、株や投資信託で運用していくことが大切だ」と話した。
小倉さんは「子どもが20歳になるまでを考えると、『この先も元気に働いていけるのか』という不安がある。『つみえーる』は、自分が大きな病気になったとき、その後の積み立てが保障されるので、いい商品だと思った」と感想を述べた。
てぃ先生は「教育資金の準備が大切なことは分かっていても、具体的にどれくらい必要か見えないので、後回しになってしまう家庭が多いと思う。『つみえーる』のように資金設計を行って『見える化』すると、どこの家庭でも取り組みやすくなると思った」と指摘した。
ただ、投資信託のつみたて投資は、相場環境によって目標金額が準備できない可能性がある。藤野社長は「投信信託のつみたて投資全般について、そうしたリスクはある。『つみえーる』は万が一のリスクに備える保険を組み合わせることで、普通の投資信託にはない魅力があるのではないか」と述べた。