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2月末のMAB-FPI総合、プラス1.95%=初の1万5000ポイント台に上伸

2021年03月04日 10時13分

MAB-FPI総合の推移MAB-FPI総合の推移(クリックで表示)

 投信評価会社の三菱アセット・ブレインズがまとめた2月末の投信指数「MAB-FPI総合」は、前月比288ポイント(1.95%)高の1万5022ポイントとなり、4カ月連続で月末ベースの最高値を更新した。調査開始以来、初めて1万5000ポイント台を記録した。

 この指数は、公募追加型株式投信(上場投信を除く)を対象に、1997年3月末を1万ポイントとして、同社が毎日算出しており、2月17日には1万5491ポイントまで上昇した。

 11の資産クラス別に騰落率を見ると、エマージング株式がプラス6.22%、国内REIT(不動産投信)がプラス5.54%、外国REITがプラス5.38%など、九つのカテゴリーで上昇した。一方、国内債券がマイナス0.89%、海外債券(先進国)がマイナス0.29%と下落した。

 一方、設定から解約を差し引いたネットの資金動向は、プラス4372億円と大幅な流入超になったもようだ。資産クラス別に見ると、外国株式(先進国)がプラス7755億円、国内REITがプラス170億円、エマージング株式がプラス118億円と、それぞれ純流入になった。一方、国内株式がマイナス2012億円、複合資産がマイナス466億円、外国債券(先進国)がマイナス458億円と、それぞれ純流出になった。

 調査対象としたファンドの純資産総額は前月末より1兆5909億円増加して、72兆3837億円になった。この指数は、日銀や機関投資家が多く保有する上場投信を含まないため、個人投資家の資産状況を把握しやすい。(了)

 

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