セゾン投信の中野会長が退任へ=6月の株主総会で
2023年06月02日 09時00分
セゾン投信は1日、代表取締役会長CEOの中野晴啓氏が6月の株主総会をもって退任する予定だと発表した。
中野氏は、2006年に同投信を創業した。銀行や証券会社を経由せず、インターネットを通じて自社でファンドを販売する「直販」を柱に事業を拡大してきた。また、全国各地でセミナーを開催し、個人投資家に直接、「長期・分散・積立投資」の重要性を訴え、投資家の裾野拡大を推進してきた。運用資産は約6200億円、顧客数は15万人を超える。
園部鷹博社長COOは、「創業以来実践してきた、お客さまを最優先とする『お客さま全部主義』は、今後も決して変わることのない考え方だ。長期資産形成を念頭に置いたファンドの運用方針や運用スタイルについても、これまで通り、各ポートフォリオマネージャーが丁寧に運用を続けていく」とコメントした。
「セゾン・グローバルバランスファンド」と「セゾン資産形成の達人ファンド」のポートフォリオマネージャーの瀬下哲雄氏は「お客さまにお約束してきた『真の顧客本位の資産運用』の理念は、現場の運用チームにおいても運用哲学の根幹としてしっかり共有されており、これまで通りの運用を行う」とするメッセージを出した。
「セゾン共創日本ファンド」のポートフォリオマネージャーの山本潤氏は「長期に利益が成長する可能性を秘めた日本企業を厳選し、長期で保有するのが基本方針であり、『セゾン共創日本ファンド』の運用戦略が変わることはない」としている。
(出所)時事通信社調べ、6月1日時点(クリックで表示)