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ウェルスナビ、金融庁の教材でオンラインセミナー=元同庁職員の塚本氏が講演

2022年08月18日 12時00分

元金融庁職員で金融教育家の塚本俊太郎氏

 ロボットアドバイザー最大手のウェルスナビ(本社東京)は、元金融庁職員で金融教育家の塚本俊太郎氏を招き、「『貯める・増やす』ための基本」をテーマにオンラインセミナーを開催した。セミナーでは、塚本氏が作成に参加した金融庁の高校生向け指導教材を使い、株式や債券の特性など基本を学んだ。

 この中で塚本氏は、資産形成の基本について「毎月の収入と支出を『見える化』して、貯蓄をすることが基本になる」と説明。必要性については「この20年間ぐらいは、金利がほぼゼロ%なので預貯金ではお金が殖えない。また、物価が上昇するインフレによって、同じ1万円でも、1年前に買える量と比べて、今買える量が少なくなっている。貯蓄の価値が目減りする可能性が高まっている」と説明した。

 さらに「ライフプランが多様化しており、会社で働くこともあるし、途中で大学に戻って学び直したり、起業して会社を経営したり、いろいろな選択肢がある。そうした面でも、お金の手当をする必要性が出てきている」と話した。

 この日は、金融庁の「高校向け金融経済教育指導教材」のうち、第四章の「貯める・増やす(応用編)」を使用した。「第四章は『本編』と『応用編』がある。このうち、(高校生向けに書かれた)『本編』は、具体的な『投資のやり方やその哲学』を扱っていない。『応用編』は、『投資のやり方やその哲学』について触れており、これまで投資に触れる機会の少なかった先生向けに作った」という。

【金融庁】「高校向け金融経済教育指導教材」の公表について
https://www.fsa.go.jp/news/r3/sonota/20220317/20220317.html

 

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