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投資家を「長期目線に戻すサポート」が重要=市場の変動率上昇で-柴山ウェルスナビ社長

2022年05月17日 11時00分

ウェルスナビ(本社東京)の柴山和久社長

 ロボットアドバイザー最大手ウェルスナビ(本社東京)の柴山和久社長は、2022年12月期・第1四半期決算説明会で、利用者に対するアフターフォローのポイントについて、「市場のボラティリティ(価格変動率)が高くなると、お客さまの関心がどうしても『短期目線』になる傾向がある。多くのお客さまは『老後に向けて資産形成しよう』という『長期目線』でスタートしているので、そこに戻していくことが、当社のサポートの要(かなめ)になる」と指摘した。

 ロシアのウクライナ侵攻や米国の金利引き上げなどで、市場の価格変動が大きくなっている。柴山社長は、その影響について「長期にわたって積み立て投資を続けてきたお客さまは『相場が悪くなったから投資を止める』という方はあまりいない」と分析した。ただ、「資産運用を始めようと思っていた人が『市場のボラティリティが落ち着いてからにしよう』と、始めるタイミングを先送りしたり、資産運用を始めたばかりの人が中断してしまったりすることは、起きがちになる」ことから、こうしたことを防ぐために情報発信を強化している。

 第1四半期(1~3月)の新規加入者数は1.5万人で、前の四半期とほぼ同ペースを維持した。柴山社長は「一人でも多くの働く世代の資産形成をサポートし、老後資金に対する不安を解決することが、『働く世代に豊かさを』という当社のミッションの実現に不可欠だと考えているので、運用者数が堅調に増加していることは良いことだ。増加ペースが上がっていくことを目指していきたい」と述べた。

 同社は、2016年7月から投資一任運用型のロボットアドバイザー「WealthNavi」を提供しており、3月末時点の運用者数は前年同月比23.4%増の33.2万人に、預かり資産額は同64.6%増の6626億円にそれぞれ拡大した。20~50代の運用者が、加入者の87%を占めており、働く世代の中長期的な資産形成をサポートしている。

【ホームページ】ウェルスナビ
https://www.wealthnavi.com/

 

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