4月末のMAB-FPI総合、マイナス3.86%=2カ月ぶりに下落
2022年05月09日 13時00分
投信評価会社の三菱アセット・ブレインズがまとめた4月末の投信指数「MAB-FPI総合」は、前月比631ポイント(3.86%)安の1万5704ポイントとなり、2カ月ぶりに下落した。この指数は、公募追加型株式投信(上場投信を除く)を対象に、1997年3月末を1万ポイントとして、同社が毎日算出している。
11の資産クラス別に騰落率を見ると、外国株式(先進国)がマイナス7.37%、国内株式がマイナス3.50%など八つのカテゴリーで下落した。一方、外国REITがプラス2.32%、エマージング債券がプラス0.66%など三つのカテゴリーで上昇した。
設定から解約を差し引いたネットの資金動向は、プラス3680億円と17カ月連続で純流入になったもようだ。資産クラス別に見ると、外国株式(先進国)がプラス2848億円、国内株式がプラス831億円など六つのカテゴリーが流入超になった。一方、外国債券(先進国)がマイナス669億円、外国REITがマイナス537億円など五つのカテゴリーが流出超だった。
調査対象としたファンドの純資産総額は前月末より3兆1671億円減少して、83兆3375億円になった。この指数は、日銀や機関投資家が多く保有する上場投信を含まないため、個人投資家の資産動向を把握しやすい。
【参考】三菱アセット・ブレインズ
https://www.mab.jp/