欧州経済、大きな変化に直面=防衛、エネルギーなど4分野に注目-DWSグループのミュラー氏らが来日
2026年07月07日 06時00分
(ヨハネス・ミュラー氏) ドイチェ・アセット・マネジメントは、「Gateway to Europe(欧州への玄関口)」をテーマに記者勉強会を開催した。地政学リスクが高まる中で、欧州経済は規模、安定性、中長期的な成長・変革の可能性を備えた投資先として注目されている。
来日したDWSグループ リサーチ部門グローバル責任者のヨハネス・ミュラー氏は、欧州経済について「第二次世界大戦以来の大きな変化に直面しており、新しい時代が開けつつある」と指摘。注目する分野として、「防衛」、「エネルギー」、「テクノロジー」、「ファイナンス」の4分野を上げた。
具体的には「欧州各国政府は、防衛支出を増やし、脱炭素に向けてエネルギー移行の投資を進めている。また、欧州企業は人工知能(AI)の実装・適用という面で先行している。さらに、豊富な貯蓄を使って企業への投資を促進するプロジェクトが進められている」と述べた。
(クレメンス・シェーファー氏) DWSグループ グローバル不動産部門責任者のクレメンス・シェーファー氏は、欧州の不動産市場について「住宅、物流、オフィスとも稼働率が米国を上回っており、健全な状況だ」と指摘した。
物件の供給と賃料の見通しについては、「現在の開発状況はピークの60%程度にとどまっている。供給を上回る需要が見込まれ、賃料は上昇するだろう」と予想した。
その上で、「不動産投資でカギとなるのは『予見可能性』だ。欧州は規制が厳しいため物件の供給が過剰にならず、安定した不動産市場が見込まれる」と述べた。



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