〔マーケット見通し〕新たな変異株、各国の対応を見極める時間帯に=三井住友DSの市川氏
2021年11月30日 07時30分
三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジストは、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」に対する警戒感から、26日の各国の株価が急落したことについて「感染拡大について、かなり悲観的なシナリオを一気に織り込んだものと推測される」と分析した。
今後の見通しについては「オミクロン株の実際の感染状況や、各国の政策対応、ワクチンメーカーの検証結果などを見極める時間帯となり、リスクオフの動きがいったん小休止することも想定される」と指摘した。
また、悲観的なシナリオが実現した場合でも「流動性相場(緩和的な金融環境)が維持されるため、これまでのように、株安の度合いは一定程度、軽減されることが期待される」としている。
〔市川レポート〕オミクロン株に対する国際金融市場の反応
https://www.smd-am.co.jp/market/ichikawa/2021/11/irepo211129/