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豊かな暮らしと持続可能な社会を実現する=初フォーラムで宣言-投信協と投資顧問協

2020年11月16日 14時40分

松谷博司会長

 投資信託協会と日本投資顧問業協会は「資産運用業フォーラム」を開き、「豊かな暮らしと持続可能な社会の実現に貢献すること」などを柱とする宣言をまとめた。両協会がフォーラムを共催するのは初めて。会員会社のトップが一堂に会して、「資産運用会社の社会的使命」や「国民に親しまれる投資信託の在り方」について議論を交わした。

 日本投資顧問業協会の大場昭義会長は、開会にあたり「業界が受託する資産額は500兆円を超え、我が国のGDPに匹敵する規模になっており、『企業価値向上を図りその収益の果実を家計にもたらす』という好循環社会を実現する上で極めて重要な役割を担っている」と指摘した。その上で、「資産運用業界は『お客さまの利益を最優先にするガバナンスの確立』や『自社が目指すべき姿の明確化とその実現に向けた具体的な取り組みの推進』等を求められている」と、あいさつした。

大場昭義会長

 フォーラムの最後に、投資信託協会の松谷博司会長が「資産運用業宣言」を公表し、資産運用業の社会的使命について「皆さまの安定的な資産形成に向けて最善を尽くすと共に、そのための投資活動を通じて社会課題の解決を図り、皆さまの豊かな暮らしと持続可能な社会の実現に貢献すること」とまとめた上で、目指すべき姿として①専門性と創造性の追求②顧客利益の最優先③責任ある投資活動④信認の獲得-の4点を掲げた
(了)

 

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