モーニングスター、「メダリスト・レーティング」を刷新=より明瞭で解釈しやすい情報を提供
2025年12月08日 07時00分

米国の独立系大手投資調査会社モーニングスターは、投資信託等の運用商品を対象に、包括的な将来見通しを勘案したレーティングである「モーニングスター・メダリスト・レーティング」を刷新すると発表した。2026年4月に全世界で導入する。
モーニングスター・ジャパン マネジャーリサーチ部長の元利大輔氏は「今回の刷新によりレーティングは投資家にとってより使いやすいものとなり、かねてより求められてきた、明瞭で解釈しやすい情報を提供することができる」とコメントしている。
新しい評価手法では、評価体系を簡素化し、投資家にとっての透明性を向上することで、より明確で分かりやすいレーティングの提供をめざす。
新たに導入する「ファンドマネジャー成功経験値」は、マネジャーの成功経験値を運用担当期間で加重平均した。過去10年間で運用費用控除前のリターンが、カテゴリ指数を上回った月数から下回った月数を差し引いて算出する。
(クリックで表示)元利氏は、「今回刷新された手法とアプローチは、専門家の知見とデータに基づく厳格な分析を組み合わせることで価値を高め、実務経験に裏打ちされた深みのある評価が可能になる」と話している。



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