ウォール・ストリート・ジャーナル
コモディティコンテンツ

マーケットニュース

マイナス金利解除、時は今=日銀総裁会見を時事解説委員がチャット解説

2024年03月15日 16時30分

EPA時事EPA時事

 日銀の植田和男総裁は19日午後3時30分、金融政策決定会合を終え、記者会見を行います。日銀はYouTubeの公式チャンネルで記者会見のライブ動画を配信する予定です。時事通信社では、日銀公式チャンネルの総裁会見動画の配信に合わせ、日銀ウオッチャーの窪園博俊解説委員らがチャット形式でコメントを入れるショート解説を行います。

 日銀は、満額回答が続出している春闘の状況を踏まえ、賃金上昇を伴う形で2%の物価安定目標を持続的・安定的に実現する確度が高まったとして、18、19日の金融政策決定会合でマイナス金利政策を解除する方向で議論します。マイナス金利を解除すれば、17年ぶりの利上げとなります。長期金利を0%に誘導する長短金利操作(YCC)の撤廃や株価対策として続けてきた株価指数連動型上場投資信託(ETF)の購入停止についても検討しています。連合が15日に発表した第1回の春闘集計では、賃上げ率は平均5.28%と前年実績の3.58%を上回りました。11日公表された2023年10~12月期の国内総生産(GDP)改定値は速報値のマイナスからプラスに転じ、2期連続のマイナス成長が回避され、景気への懸念も解消されました。事前報道が相次ぎ、金融市場はマイナス金利解除を完全に織り込んでおり、日銀にとっては政策変更を見送るリスクの方が高い状況です。金融正常化へ踏み出す時が来ました。

 マイナス金利解除とYCCの撤廃後、日銀は新たな「量的」金融政策の枠組みを導入し、当面は現在の月間6兆円の国債買い入れを継続し、長期金利の急騰を抑える考えです。金融政策の今後の方向性は、QE(量的緩和)継続かQT(引き締め)か。植田日銀総裁の本音を探る注目の会見です。

 チャット形式の解説は19日午後3時30分から次のWebサイトで行いますので、ご覧ください。

https://financial.jiji.com/seminar/boj_live/20240319
(了)

 

ウォール・ストリート・ジャーナル
オペレーションF[フォース]