〔ＮＹ株式のポイント〕ハイテクやウーバーが急伸＝キャタピラー安い（４日）

＜2020年11月6日＞

2020/11/05 07:03

AFP時事

　△フェイスブック＝８．３２％高の２８７．３８ドル。米議会のねじれが続くとの観測が強まり、ハイテク企業への独禁法規制が強化される可能性が低くなったとの思惑が広がったことから大手ハイテク株が買われた。アマゾン・ドット・コムは６．３２％高の３２４１．１６ドル、アルファベットは６．０９％高の１７４５．８５ドル、アップルは４．０８％高の１１４．９５ドルとなった。

　△ウーバー・テクノロジーズ＝１４．５９％高の４０．９９ドル。米西部カリフォルニア州で３日、配車サービス大手がドライバーらを独立事業主として扱う住民提案が賛成多数で承認された。ウーバーとリフト（１１．２８％高の２９．１９ドル）は同州での事業停止や事業モデル転換のリスクを回避できる見通しとなった。

　△バイオジェン＝４３．９７％高の３５５．６３ドル。バイオジェンのアルツハイマー病治療薬候補「アデュカヌマブ」の臨床試験について、米食品医薬品局（ＦＤＡ）スタッフ評価で「有効性を証明する十分な根拠を提示した」とされたことが伝わり買われた。

　△アドバンスト・マイクロ・デバイシズ（ＡＭＤ）＝６．２３％高の８１．３５ドル。ゴールドマン・サックスがＡＭＤを「買い推奨リスト」に加えたことが好感された。

　▼キャタピラー＝７．４３％安の１５５．２３ドルとダウ構成銘柄では最大の下落率となった。その他にも、化学大手のダウは４．６８％安の４６．４５ドル、スリーエムは３．２３％安の１６０．１６ドル、ＪＰモルガン・チェースは３．０６％安の１００．２５ドルで引けた。（ニューヨーク時事）