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バフェット氏、長期見通しに変化なし=新型肺炎「怖い材料」
<2020年2月28日>
2020/02/25 01:37
バフェット氏、長期見通しに変化なし=新型肺炎「怖い材料」
【ニューヨーク時事】投資会社バークシャー・ハサウェイを率いる著名投資家、ウォーレン・バフェット氏は24日、米CNBCのインタビューで、中国で発生した新型コロナウイルスの感染拡大について、「怖い材料だ。ただ、株式投資ですべきことに影響があるとは考えていない」と語り、投資戦略や長期見通しに変化はないとの考えを示した。
バフェット氏は、割安な株式を取得し、長期保有する投資戦略で知られる。インタビューでは「来週、来月に何が起きるかを考えて運用することはできない」と指摘。米国経済に強気の見方を示した上で、「債券よりも株式により多く投資した方が良い」と語った。
バークシャーは、生産、消費の両面で中国からの影響が大きいとされる米アップルの大株主。バフェット氏は、「アップルは、私が知る限り、恐らく世界で最高のビジネスだ」と語った。(了)
2020/02/23 21:44
〔海外決算〕米バークシャー、通期純利益が過去最大=株高が寄与
【ニューヨーク時事】著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米投資会社バークシャー・ハサウェイが22日発表した2019年12月期通期決算は、純利益が過去最大の814億1700万ドル(約9兆円)となった。前年同期の約20倍となる大幅増益。米株高で投資有価証券含み益が膨らんだ。
営業利益は3.3%減の239億7200万ドル。自然災害による保険金支払い増などが減益要因となった。
19年10~12月期は、純損益が黒字転換。前年同期は投資先の米食品大手クラフト・ハインツ株の減損処理などで赤字を計上した。営業利益は22.7%の減益。
バフェット氏(89)は株主宛ての書簡で、自身とチャーリー・マンガー副会長(96)の退任について「会社は100%の準備ができている」と呼び掛け、懸念払拭(ふっしょく)に努めた。
◇バークシャー・ハサウェイ(BRK)決算の概要
19年10~12月期 前年同期
営業利益 4,420 5,720
純損益 29,159 ▲25,392
(注)営業利益と純損益の単位は100万ドル、▲は赤字(了)