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大統領の感染とシステム障害が重なっていたら…

<2020年10月9日>

こんにちは。JFSメールマガジン担当の春原桃子です。
この週末は、数年ぶりに会う友人との予定があり楽しみにしていたのですが、台風が接近しているのでどうなることやらです。皆さんもどうぞお気をつけください。それでは、今週の編集長コラムをどうぞ。

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大統領の感染とシステム障害が重なっていたら…

システム障害について記者会見する東京証券取引所の宮原幸一郎社長(左から2人目)=1日午後、東京都中央区
システム障害について記者会見する東京証券取引所の宮原幸一郎社長(左から2人目)=1日午後、東京都中央区

 新型コロナ問題の深刻化で今年2月下旬以降、経済統計の歴史的な悪化や巨額の財政出動、金融緩和など大きなニュースが相次ぎました。こちらの感覚も麻痺しがちで、少々のことでは驚きません。それでも、先週から今週にかけての東証システム障害やトランプ大統領のコロナ感染と入院先からの退院「強行」にはびっくりしました。

 下期入りした10月1日、機器の故障で東証での株式売買が終日ストップしました。久しく大規模なトラブルとは無縁でしたが、過去にはいろいろありました。強く印象に残っているのは、2006年のライブドア・ショックです。ライブドアの粉飾決算で同社株への売り注文が殺到。あまりの多さで処理能力の限界に迫り、取引所の判断で売買を停止するという深刻な事態でした。海外からも厳しく批判され、東証は現行システム「アローヘッド」の開発を進めることになります。

 市場の機能停止は許されることではありません。しか

 

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