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G7首脳声明も不安拭えず

<2020年3月17日>

株式市場の下落に歯止めがかかりません。G7首脳による初のテレビ会議では各国が結束して新型ウイルスに対応することを確認しましたが、市場に広がる景気後退への不安を払拭することはできていません。ウォール街からは、強力な財政政策が必要だとの声が上がっています。


2020/03/17 05:48

G7首脳声明も不安拭えず=経済対策より収束見通し―新型コロナ

先進7カ国(G7)首脳とのテレビ会議を終え、取材に応じる安倍晋三首相=17日未明、首相官邸
先進7カ国(G7)首脳とのテレビ会議を終え、取材に応じる安倍晋三首相=17日未明、首相官邸



 安倍晋三首相ら先進7カ国(G7)首脳は17日未明、緊急テレビ会議後に「金融・財政政策を含むあらゆる手段を動員する」とした声明を発表した。だが新型コロナウイルス拡大による市場の混乱に歯止めは掛からず、不安を拭えていない。「政策よりパンデミック(世界的流行)収束の見通しが重要」(米閣僚経験者)となる中で、中身の乏しい決意表明だけでは効果に限界がある。

 声明は新型コロナを「世界経済の大きなリスク」とし、「力強い成長を達成し、下方リスクに備える」と表明。財務相に毎週協議して適切な対応を策定するよう指示するとともに、金融緩和に動いている中央銀行にも「必要な金融政策での協調」を求めた。サプライチェーン(部品供給網)混乱への対応と貿易促進の姿勢も打ち出した。

 G7は中国などを含む20カ国・地域(G20)とも連携し、世界経済の成長をパンデミック前の想定水準以上に回復させることを目指す。

 だが、政策総動員の

 

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