物価と為替、日銀宿命のジレンマ

＜2023年8月4日＞

こんにちは。JFSメルマガチームの林千晴です。
早朝に外から音楽が聞こえるな、とベッドの中で耳をすませると聞きなじみのあるメロディー。「足を戻して両足とび！」のフレーズと一緒についつい身体が動いてしまいます。ラジオ体操と言えば、小学生時代の夏休み、近所の公園にスタンプと粗品をもらい行きました。体をねじる運動は頭がスッキリします。ぜひお試しください。それでは、本日の記事をどうぞ。

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〔金融観測〕物価と為替、日銀宿命のジレンマ＝円高の試練を円安に応用すると…

時事

　「物価の安定」を使命とする日銀が「為替の安定」に苦慮する状況が続いている。先の決定会合で、円安配慮で大規模緩和を修正したものの、為替市場ではなおも円安地合いにあるためだ。物価と為替のどちらの安定を重視するかは、日銀の宿命的なジレンマであり、かつての超円高時代の試練を現在の円安局面に応用すると「臨時会合開催やマイナス金利解除も視野に入り得る」（外資系ファンド幹部）との声も聞かれる。

　日銀は７月２８日の決定会合で、「長短金利操作（ＹＣＣ）」の運用を