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金融政策は「慎重」「柔軟」の両にらみ
<2023年5月26日>
こんにちは。JFSメルマガチームの林千晴です。
上野の国立科学博物館には、江戸時代に生を受けた女性のミイラが常設展示されています。家族連れや観光客で館内がにぎわう中、多くの人が立ち止まり、まじまじと観察します。私も同じように凝視したわけですが、この女性はこのような形で多くの人に見られる死後をむかえるとは全く想像していなかったでしょう。失礼のないように友人と会釈してその場を後にしました。
それでは、本日の記事をどうぞ。
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〔金利レーダー〕金融政策、「慎重」「柔軟」両にらみ=植田日銀、修正判断焦らず
時事
日銀総裁に戦後初となる経済学者出身の植田和男氏が就任してから1カ月あまりが経過した。金融政策決定会合後の記者会見や講演などを通じ、「植田日銀」の政策運営スタンスも徐々に明らかになってきた。2%の物価目標に対しては、持続的・安定的な実現を目指した黒田東彦前総裁の考えを踏襲。拙速な政策修正に慎重姿勢を示す一方で、政策金利の先行き指針(フォワードガイダンス)は声明文から削除、柔軟性も確保した。足元の消費者物価は上振れ気味で推移するものの、2%の物価上昇の定着はなお不透明。日銀の政策判断も「慎重」「柔軟」の両にらみとなりそうだ。
◇拙速な政策修正を否定
「拙速な政策転換を行うことで、2%(の物価目標)達成の芽を摘んでしまう場
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