マーケットニュース

米株、利上げ停止を織り込み上昇するか―「サマーラリー」は勝率7割

<2022年7月12日>

こんにちは。JFSメルマガチームの宮園 麻梨花(みやぞの まりか)です。
以前ハマっていた曲を久しぶりに聞くと、当時の思い出が甦ります。その延長線で、誰かに勧められた曲はいつの間にかその人とリンクし、勝手に相手の人生テーマ曲にしてしまいます。私だけでしょうか。おすすめの曲を紹介するときは、これが自分の主題歌になるかもしれない、と慎重になります。
それでは本日の編集長コラムをどうぞ。

=============================================
米株、利上げ停止を織り込み上昇するか―「サマーラリー」は勝率7割

AFP時事AFP時事

 夏場にかけて株式相場が盛り上がる様子を「サマーラリー」といいます。サマーラリーはもともと米国株市場の経験則です。7月4日の独立記念日から9月第1月曜日(今年は5日)のレーバーデー(労働者の日)にかけて、株価が上がりやすいとされています。長いバカンスを前に投資家が株を仕込んでおくため、株価が上がるというわけです。

 米国の著名投資週刊誌「バロンズ」の内容を日本語で伝える「バロンズ・ダイジェスト」は7月10日付で、「株価、見通し明るい」と題する記事を配信しました。底堅く見える景気とインフレ減速から、上期に急落した米S&P500指数が下期に堅調になる可能性があると指摘。米資産運用会社ルーソルドグループのジム・ポールセン氏の「米連邦準備制度理事会(FRB)が一時的に金融引き締めを停止し、景気が後退しないのであれば、かなりの株価上昇につながる可能性がある」との予想を紹介しています。

 そこで今回はS&P500指数の値動きを調べてみました。用意したのは2000年から昨年まで22年分の独立記念日(7月4日)前営業日から9月のレーバーデー直後のデータです。同期間の値上がりを「勝ち」、値下がりを「負け」とすると、昨年まで22回のうち15勝7敗で勝率は68%と良好です。リーマンショック翌年の2009年からだと10勝3敗で勝率は77%に跳ね上がります。「夏相場は強い」との印象を抱くには十分でしょう。

 ちなみに2022年は7月1日から8日までわずかな期間の暫定値ですが、小幅のプラスで推移しており、このまま9月を迎えると「勝ち」がさらに1つ増えることになります。ただ、6日に公開された6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、7月26、27日FOMCで0.5%あるいは0.75%の利上げ見通しが示されています。盛り上がりに欠ける「夏枯れ」相場となるか、米景気の後退懸念から将来の利上げ停止や利下げまでを織り込み、株価上昇のサマーラリーとなるか。後者の強い相場になれば、不快指数が高まる夏も快適に過ごせそうですが…。(伊藤幸二・JFSメールマガジン編集長)
=============================================

本日もメールマガジンをご覧いただき、ありがとうございました。今週も素敵な1週間をお過ごしください。 宮園

 

メールマガジン
最新のリアルタイムマーケットニュースとデータをお手元に
よく読まれている記事
メルマガ一覧

過去分を表示する

メルマガ採録記事一覧

メルマガ採録記事一覧へ

関連製品 & お知らせ