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<FRB>ソフトランディングは運次第?

<2022年5月17日>

こんにちは、JFSメールマガジン担当の森本こずえです。
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それでは本日の記事をどうぞ。

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2022/05/16 08:24

パウエルFRB議長、景気後退回避の難しさ覚悟=「幸運」も必要?

EPA時事EPA時事

 【ワシントン時事=高岡秀一郎】「金融政策を行う上で、非常に難しい環境にある」。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は12日のラジオインタビューで、利上げが景気後退を招く可能性を問われ、政策運営の難しさを率直に認めた。景気悪化回避が「非常に難しい」との見解を、このところパウエル氏は連発している。覚悟を決めているのか、あるいは弁解の「地ならし」を始めているのかもしれない。

 ◇国際ショックに無力

 果たしてFRBの金融引き締めがちょうど良いあんばいに効いて、旺盛な需要が供給に対して程よい水準となり、米国の40年ぶりの高インフレが首尾よく収まるのか。それには、あまりに不透明な要素が多過ぎるようだ。

 ロシアのウクライナ侵攻に伴い、原油や小麦、化学肥料の原料など幅広い商品価格が高騰。また、中国が新型コロナウイルス感染の徹底的な封じ込めを目指した「ゼロコロナ」政策を堅持しており、世界的なサプライチェーン(供給網)を改めて圧迫しかねない恐れも取り沙汰される。

 パウエル氏はラジオインタビューで「われわれがコントロールできるのは需要で、供給にはそれほど影響を及ぼすことはできない」と明言した。

 さらに「来年、経済において非常に大きな役割を演じるのは、地政学的イベントだろう」と指摘。インフレ抑制と成長持続の両立という「ソフトランディング(軟着陸)ができるかどうか、われわれのコントロールが及ばない要素に、実際のところ左右されるかもしれない」と認めた。

 ◇読めない供給問題

 国内の供給ショックも、FRBのコントロールの及ばぬところだ。物価高を招いた国内の供給制約や人手不足の解消が今後期待通りに進むかどうか、定かではない。

 コロナ関連の供給制約が結局「一時的」にとどまらず、想定外のインフレ高進に昨年慌てたのは、FRBの苦い記憶だろう。

 ウォラーFRB理事は10日の会合で、昨年10月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比6.2%上昇と、一気に「目が飛び出るほど」(デイリー・サンフランシスコ連邦準備銀行総裁)の高水準となったことで、「『一時的』のストーリーが機能せず、(FRB関係者ら)皆が動かなければならないと認識した」と振り返った。

 クリーブランド連銀のメスター総裁は13日の講演で、「いくらか運があれば、供給網の障害が和らぎ始め、労働参加率が上昇し続けることで、供給制約が緩和し、製品と労働市場における供給が需要とより良く均衡するようになる」と期待を示した。

 ◇結局運頼みか

 ただでさえダイナミックな経済の動向は予想しがたいのに、コロナ関連の影響とウクライナ危機が重なった。FRBが目指す物価安定回復と成長維持の両立は「運命の女神」の気まぐれに振り回される宿命かもしれない。

 パウエル氏の前任者、イエレン米財務長官も4日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューで、「ソフトランディングの達成には、FRBに巧みさと幸運が必要とかつて話したことがあるが、それは可能な組み合わせだ」と語っている。

 一方でクリーブランド連銀のメスター氏は、「運に頼ることはできない」と強調。6月と7月の連邦公開市場委員会(FOMC)では、サプライズがなければ0.5%の大幅利上げを続けるのが適切との見方を示したが、「9月のFOMCまでにインフレが減速しなければ、利上げペースの加速が必要になろう」と述べた。なおメスター氏は今年、FOMCで投票権を持っている。

 パウエル氏も「コントロールできることをコントロールするべきだ」と言及、利上げで需要の抑制に取り組む構えを示す。運に見限られたFRBが、とにかくインフレを抑えるため、景気を犠牲に利上げペース加速を余儀なくされるかどうか。コロナ危機をうまく乗り切ったパウエル氏が運を使い果たしていないか、気になるところだ。(了)
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本日もメールマガジンをご覧いただきありがとうございました。素敵な一週間をお過ごしください。 森本

 

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