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21、22日のFOMC 市場の関心は「ドット・プロット」

<2021年9月21日>

こんにちは。JFSメールマガジン担当の松原蒼空(あおぞら)です。
猫が好きで、道端の野良猫や猫動画をみて癒されています。先日は「猫が30歳まで生きる日」(時事通信出版局)という書籍を読み、かわいいだけではない猫の一面を知ることができました。著者は、AIMというたんぱく質が急性腎不全を治癒させる機能を持つことを解明し、それを猫や人に処方すれば腎臓病だけではなく認知症などの治療に効果が期待できると述べています。一見難しそうな内容ですが、とても分かりやすく書かれており、読みやすかったです。
それでは、本日の記事をどうぞ。

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2021/09/21 07:20

〔FOMC見どころ〕利上げバイアス、強まるか=「ドット・プロット」に関心

AFP時事
AFP時事

 【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会(FRB)が21、22日に開催する連邦公開市場委員会(FOMC)で、とりわけ市場の関心が高いのはFOMC参加者の政策金利予想の分布を示す「ドット・プロット」だ。

 6月のFOMCでは、2022年に1回以上の利上げを予想していた参加者が7人、23年は同13人だった。全参加者は18人。過半数を占めた23年に、FRBが「ゼロ金利解除」に踏み切るとされたが、最近の米インフレ高進を受けて一段と前倒しされるかどうか。前倒しされないにしても、新たに公表される24年の予想も含め、全般的に利上げバイアスが強まるようならば、金融市場に衝撃をもたらしかねない。

 ◇成長減速の兆し

 何しろ22年に関しては、あと3人が利上げを予想すれば「ゼロ金利解除」が22年に前倒しされる。ハードルはそれほど高くはないと言える。米インフレは足元で、FRB目標の2%を大幅に超えて推移。FRBの新たな物価目標では、一時的な2%超過を許容しているとはいえ、物価安定を重視し利上げを志向する「タカ派」を勢いづかせるには十分だ。

 一方でここに来て、新型コロナウイルスのデルタ株感染拡大が景気見通しに若干の影を落としている。

 ロイター通信が17日公表したエコノミスト調査では、7~9月期の米国内総生産(GDP)伸び率予想は季節調整済み年率換算で前期比4.4%と、前月予想の7.0%から下方修正された。なおも成長軌道を保っているとはいえ、4~6月期の6.6%からの減速が見込まれた。

 ◇新興市場へ「逆風」もたらすか

 またFRBが大規模金融緩和からの「出口」に向けて地ならしを進めているものの、米国債10年物金利は1.3%台にとどまるなど、イールドカーブはフラット化している。国際決済銀行(BIS)が20日公表した四季報によれば、フラット化は先進国で全般的に見受けられている。

 BISはこの背景として、中銀による国債購入やリスクポジションの巻き戻しのほか、「経済見通しへのリスク」を挙げた。

 FRBの金融引き締めは、米国だけでなく世界の金融市場、特に新興国市場に大きな影響をもたらす。2013年5月、バーナンキFRB議長(当時)が量的緩和縮小を示唆したことをきっかけに、新興国から資金が急速に引き揚げられ、新興国通貨の大幅安をもたらしたことは記憶になお新しい。

 果たして、新型コロナ感染拡大への対応に追われている新興国や途上国は今回、FRBの「出口」で本格化していく世界的な金融条件の厳格化への備えはできているのだろうか。米国とともに、パンデミック(世界的大流行)下で世界経済をけん引してきた中国では、巨額債務を抱える不動産開発大手の中国恒大集団が経営危機に直面、金融システム全体への波及リスクの恐れすら一部で取り沙汰されている。

 BISのクラウディオ・ボリオ金融経済局長は「金融市場のシグナルはまちまちだ」と指摘。「先進国でのイールドカーブのフラット化と、新興国市場における金融面でのさまざまな逆風は、経済見通しへのある程度の不透明感を示しているようだ」と分析する。ドット・プロットが逆風を強めるかどうか、当局者と市場関係者は目をこらすことになりそうだ。(了)
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本日もメールマガジンをお読みいただき、ありがとうございます。今週も素敵な1週間をお過ごしください。 松原

 

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