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「株9月買い」格言はテーパリングに勝てるか

<2021年9月3日>

こんにちは、JFSメールマガジン担当の松田莉奈です。友人の果樹園で梨の収穫がはじまりました。毎年私の実家へ送ってもらっていますが、今年は友人が気を利かせて贈答用の豊水の大玉を箱詰めしてくれました。果汁がたっぷりらしく、私も食べてみたいです。それでは今週の編集長コラムをどうぞ。

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「株9月買い」格言はテーパリングに勝てるか

AFP=時事AFP=時事

 米国株式市場には「セル・イン・メイ(5月は売れ)」という相場格言があります。正確には「Sell in May and go away」という言葉で、「and come back on St Leger day」と続きます。5月に株を売って、市場から立ち去り、英国競馬の大レース「セント・レジャー・ステークス(St Leger Stakes)」が開催される9月第2土曜日に株を買いに戻ってこいというものです。

 2008~2012年に米国駐在経験のある大和証券チーフ・グローバルストラテジストの壁谷洋和氏によれば、「セル・イン・メイ」は米国の投資家なら誰でも知っている認知度の高い相場格言です。今年なら9月13日(月)が米国株の買い仕込みのスタートです。

 この「5月売り、9月買い」を勧める格言の信ぴょう性ですが、米S&P500種株価指数に連動する上場投資信託(ETF)を9月末の

 

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