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カナダが量的緩和を縮小 近づくゴール、日本は…

<2021年4月30日>

こんにちは。JFSメールマガジン担当の春原桃子です。
研修を終えた新入社員が今週から配属先に着任し、一緒に働き始めています。積極的にコミュニケーションをとってくれる様子が頼もしいです。歓迎会が開催できず残念ですが、会社の雰囲気に早く馴染んでもらえればと思っています。それでは、今週の編集長コラムをどうぞ。

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カナダが量的緩和を縮小 近づくゴール、日本は…

AFP=時事AFP=時事

 新型コロナの感染が続き、今年もまた我慢のゴールデンウィークになりました。昨年の連休前に配信したメールマガジンの結びは「来年の今頃はどんな景色が広がっているのでしょうか」という言葉でした。ざっくり言うと、ほぼ同じ眺め。ただ、欧米製薬メーカーがワクチン開発に成功し、ぼんやりとゴールが見えてきた点が大きく違います。カナダは量的緩和縮小に踏み切りました。

 ここ1年ほどを振り返ると、世界保健機関(WHO)が新型コロナのパンデミック(世界的流行)を宣言したのは昨年の3月11日でした。当初は「影響は一時的」と楽観していた株式市場ですが、月末にかけて暴落状態に。NYダウは1万8000ドル台、日経平均株価は1万6000円台まで急落しました。頭の中では「金融危機とは違う。ウイルスの感染が下火になれば、経済の混乱も収まるはずだ」と思いつつ、猛烈な勢いで下げ続ける株価を前に、ヒト、モノ、カネの動きが止まることの恐ろしさにうろたえる日々。

 パニック的な雰囲気を一変させたのは、言うまでもなく米国を筆頭に各国が打ち出した金融緩和と財政出動です。さらに、昨年11月の欧米製薬メーカーによる相次ぐワクチン開発成功のニュース。株価は上昇ペースを加速し、現在に至ります。

 これほど早くワクチンが開発されるとは。一方で、感染拡大の第2波、3波、4波の襲来や変異ウイルスの猛威は予想を超えた深刻さです。先を読むのは難しいと改めて痛感します。 

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 政府の見立ても狂いっぱなしです。3回目の緊急事態宣言発令について掘り下げた記事では、今回の措置が期待した効果を上げられなければ、経済への打撃は一段と深刻になると指摘。政権運営への追い風になるとみられている東京五輪の開催も危うくなると解説しています。ワクチン接種が進まない日本の現状は非常に気掛かりです。

 主要国の先陣を切ってカナダが量的緩和の縮小に着手するなど、世界を見渡せばコロナ問題のゴールが視界に入ってきました。来年の今頃、日本だけが大きく取り残されているという誤算だけは避けなければなりません。政府の対応は重要ですが、私たちもしっかり我慢。
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今週も編集長コラムをご覧いただきありがとうございました。来週のメルマガはお休みです。
皆さん、素敵なゴールデンウィークをお過ごしください。 春原(すのはら)

 

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