「現役ファンドマネジャーと投資信託の運用にチャレンジ!」を開催=子どもの職業体験施設「キッザニア東京」-アセットマネジメントOne
2025年09月01日 08時00分

子どもの職業・社会体験施設「キッザニア東京」(東京都江東区)を企画・運営するKCJ GROUPは29日、大手運用会社アセットマネジメントOneの協賛で、期間限定ワークショップ「現役ファンドマネジャーと投資信託の運用にチャレンジ!」を開催した。
夏のイベント「キッザニアサマー2025」の一環。運用会社がキッザニア東京で対面プログラムを実施するのは、今回が初めて。この日は、4回に分かれて、合わせて約40人の子どもたちが参加した。
ワークショップでは、現役のファンドマネジャーから投資信託の仕組みや投資先企業を選ぶポイントを学んだ後、映像で架空の企業の社長の話を聞き、グループで話し合って投資する企業を選んだ。その際、分散投資の重要性を習い、5社を組み込んだポートフォリオを作った。
その後、さまざまな出来事を設定した架空の10年間で運用を体験し、世の中の動きと株価への影響を確認した。子どもたちの選んだゲーム会社の新商品がヒットし株価が上昇すると、歓声が上がった。こうした体験を通じて、企業に長期投資する喜びを実感するとともに、投資によって生み出された商品やサービスで社会や暮らしが豊かになることを学んだ。
参加した子どもたちは、「新しいことを学べて楽しかった」「投資によってお金が増えて、町のみんなが笑顔になって、うれしく思った」などと感想を話した。
講師を務めたファンドマネジャーの大波悠樹氏(運用本部 株式運用グループ 国内株式担当)は「子どもたちは、しっかり聞いて、しっかり考えて、インプットした情報から柔軟にいろいろな考えを話してくれた。例えば、私が分散投資を説明したところ、企業選びの時に、単品のお店よりたくさんのメニューがあるレストランを選んでくれて、感心した」と話した。

ワークショップに参加したアセットマネジメントOneの杉原規之社長は「資産運用業は、人生100年時代のお客さまに寄り添う、息の長い仕事だ。20年、30年先の社会の主役になる子どもたちに資産運用業に関心を持ってもらう機会を提供することで、将来、資産運用業界の仕事を選んでもらうこともあるだろうし、日本に資産運用業を根付かせていくために大切なことだと思う。こうした金融経済教育に、トップ自ら率先して取り組んでいきたい」と話した。
アセットマネジメントOneは2024年3月から、KCJ GROUPが運営する子ども向けアプリ「キッザニア オンラインカレッジ」で、ファンドマネジャーの仕事をゲーム形式で学べるコンテンツを提供している。