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楠楽天証券社長:積み立ては分散投資で=新ロボアド「らくらく投資」が好発進

2021年08月06日 09時00分

楽天証券の楠雄治社長

 楽天証券の楠雄治社長は決算説明会で、6月にスタートした新しいロボットアドバイザー「らくらく投資」が、開始1カ月あまりで1万口座を達成するなど、順調なスタートを切ったことを明らかにした。このサービスは、ロボアドでリスク許容度を診断、最適なバランスファンドを選んで、手軽に投資を始めることができる。

 同社の6月末の「投信積立」の口座数は前年同期比2.3倍の164万口座に拡大した。「つみたてNISA(少額投資非課税制度)」の口座数は同約2倍、「iDeCo(個人型確定拠出年金)」は同5割増になっている。ただ、「今の投資環境を反映して、米国株のインデックスファンドへの投資が非常に多く、代表指数である『S&P500』の一本買いという状況がかなりある。そこが問題だと思っている」(楠社長)と分析した。

 その上で、楠社長は「お客様に応じた適切なリスクとリターンという観点から、分散投資したポートフォリオ運用が広がっていくことが必要だ」と指摘、「『つみたてNISA』口座を開いて、初めて長期投資に乗り出す方は、ぜび『らくらく投資』を利用して、最初から本格的な分散投資を行い、長期で安定した資産形成を目指してほしい」と呼びかけている。

『らくらく投資』『らくらく投資』(クリックで表示)

 「らくらく投資」は、スマートフォンを使って九つの質問に答えると、ロボアドがリスク許容度を診断、五つの専用バランスファンドから最適なものを提案してくれる。質問は、年齢やお金に対する考え方に加えて、「外出の際に傘はどうしますか?」「好きなことわざは?」など回答しやすい内容に工夫している。また、100円から購入・積み立てが可能で、「シンプルかつ楽しい投資を提供する」(楠社長)サービスになっている。

 専用ファンドは「楽天・資産づくりファンド」で、日米欧と新興国の株式、日米の不動産投信、世界債券の7資産のインデックスに分散投資するバランス型だ。目標リスク水準を約5%に設定した「のんびりコース」から、約13%の「がっちりコース」まで5本ある。

 購入手数料と信託財産留保額はゼロで、信託報酬に投資先ファンドのコストを加えた「実質的に負担する運用管理費用」は年0.4915%(税込み)だ。金融庁の「つみたてNISA対象商品」に選定されている。

 クレジットカード決済で積み立て投資ができるサービスは、ロボットアドバイザーで初めて。積立額の1%分がポイント還元される。また、購入代金などにポイントが使える「ポイント投資」を利用できる。さらに、NISAや「つみたてNISA」に対応しているので、非課税メリットを活用しながら、長期の分散投資ができる。 

 

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