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「収入減った」が25.1%、「増えた」が23.5%=消費意欲は過半数が「低下」-家計診断・相談サービス「オカネコ」調べ

2025年04月25日 07時15分

(出所)「オカネコ 新年度の家計に関する調査」(出所)「オカネコ 新年度の家計に関する調査」(クリックで表示)
(出所)「オカネコ 新年度の家計に関する調査」(出所)「オカネコ 新年度の家計に関する調査」(クリックで表示)

 国内最大級の家計診断・相談サービス「オカネコ」を運営する400F(本社東京、中村仁社長)は「オカネコ 新年度の家計に関する調査」をまとめた。それによると、昨年度と比べて「収入が減った」と回答した人は25.1%、「増えた」は23.5%だった。

 消費意欲については「低下した」とする回答が54.3%と過半数を占めた。「高まった」とする回答は17.0%にとどまった。

 オカネコでは「物価高騰や収入減少などの経済的要因が影響してか、昨年度よりも消費意欲の低下を感じている人が多いことが分かった」と分析している。調査は4月11日~13日に、全国の「オカネコ」ユーザー383人に実施した。

◆節約意識が高まる=「食費」「光熱費」が上位

 調査の中で「特に意識して節約したいと思っていることがあるか」と尋ねたところ、83.0%が「ある」と回答した。

 節約したい項目については「食費」(52.8%)、「光熱費」(51.3%)が上位を占めた。次いで「交際費」(31.1%)、「趣味・嗜好費」(29.9%)、「洋服代」(28.9%)、「スマホ・インターネット代」(26.1%)が並んだ。

 オカネコでは「生活に必要な基本的な費用を削減する意識が高いことが分かった。これらの結果から、根本的な生活行動が抑制されている現状が浮き彫りになった」と指摘している。

(出所)「オカネコ 新年度の家計に関する調査」(出所)「オカネコ 新年度の家計に関する調査」(クリックで表示)


◆新生活ならではのお金のトラブル、4人に1人が「経験あり」

 「新生活ならではのお金のトラブルの経験はあるか」とする質問に対しては、25.1%が「ある」と回答した。具体的には「新生活での予想外の出費など『お金の計画不足』」(22.9%)、「退去時の原状回復などの『住宅の賃貸借』」(21.9%)、「ネットショッピングなど『ショッピング関連』」(20.8%)が、上位を占めた。

 オカネコでは「4人に1人は『新生活ならではのお金のトラブル経験がある』ことから、生活環境が変化するタイミングは、より慎重なお金の計画、管理が必要であることを改めて実感する結果となった」と指摘。

 「物価高や不安定な相場が続く今、必要な人へ、適切なサポートを届けることが重要だ。業界全体で『お金の相談サービスへの信頼感』や『お金のプロへ気軽に相談をする文化』を醸成することが急務だ」とコメントしている。

(出所)「オカネコ 新年度の家計に関する調査」(出所)「オカネコ 新年度の家計に関する調査」(クリックで表示)
(出所)「オカネコ 新年度の家計に関する調査」(出所)「オカネコ 新年度の家計に関する調査」(クリックで表示)


◆400Fと「オカネコ」

 400Fは、「お金の問題を出会いで解決する」を理念に、2017年11月に設立された。家計改善、資産運用、保険などお金に関するさまざまなアドバイスを、ワンストップで無料相談できる国内最大級のプラットフォーム「オカネコ」を運営している。

 「オカネコ」は、スマートフォンから居住地や年齢、年収、家族構成などの約20の質問に答えるだけで、同エリア・同年代・同世帯構成の人と比較した家計状況を診断してもらえる。さらに、診断結果から推定した簡易ライフプランや、FPなどのお金のプロからの個別アドバイスコメントが届き、チャットや面談で個別相談もできる。

 

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