「知っておきたい 生命保険と税金の知識」を改訂=所得税・個人住民税の定額減税を説明-生命保険文化センター
2024年04月12日 08時00分
生命保険文化センターは小冊子「知っておきたい 生命保険と税金の知識」を改訂した。この小冊子は、生命保険に関する税金について具体的な事例をもとに課税額の計算方法を解説し、図表等を用いて視覚的にもわかりやすくまとめたものだ。
今回の改訂版では、「所得税・個人住民税の定額減税の説明」を掲載、各事例の計算過程に説明を追加した。
また、2024年度税制改正を反映。26年分以降の「所得税にかかる扶養控除の縮小予定」や「ひとり親控除の引上げ予定」、「25年度税制改正で子育て世帯(23歳未満の扶養親族がいる世帯)の一般生命保険料控除(新制度・所得税)の上限額の引上げ等が検討されること」について、注釈を追加した。
さらに、「贈与税の仕組み」について23年度税制改正を反映した。暦年課税で贈与を受けた財産について、相続財産に加算する期間が相続開始前「3年間」から「7年間」となり、延長された4年間に受けた贈与のうち総額100万円までは相続財産に加算しない。また、相続時精算課税を選択した場合は、暦年課税の基礎控除とは別に、受贈者ごとに年110万円の基礎控除が受けられる。
このほか「外貨建ての生命保険の税金」の説明を充実した。保険料を外貨で払い込んだり、保険金等を外貨で受け取ったりした場合に、税金の計算のために円換算するときの為替レートについて説明を追加した。
この冊子を1部申し込む場合の代金は400円(税・送料込み)になる。冊子代金は200円で、送料は購入部数に応じて変わる。
【生命保険文化センター】消費者向け出版物(小冊子)の紹介
https://www.jili.or.jp/knows_learns/publication/index.html#anchor-entry9519