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就活も投資も「魅力ある企業選び」…大学生に金融教育セミナー=投信協会〔PR〕

2022年10月03日 17時00分

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 投資信託協会はこのほど、「大学生のための就活に役立つ金融教育セミナー」をオンラインで開催した。講師として米国系大手資産運用会社アライアンス・バーンスタイン日本法人の阪口和子社長とファイナンシャル・プランナー(FP)の國松典子氏が登場。就職活動を控えた大学生との質疑応答を交えながら、就職活動と投資の共通点や資産形成について実践的なアドバイスをした。

 阪口氏は、投資も就職活動も「魅力ある企業を見つける」点で共通していると話した。その上で、ここ30年間で米国の時価総額上位10銘柄が入れ替わった事実を基に、「今キラキラしている企業がベストとは限らない」と指摘し、企業を選ぶポイントとしてたとえば「SDGs(持続可能な開発目標)に即して運営している会社は元気なのではないか」と中長期目線での企業選びを提唱。入社後は社員という企業のステークホルダー(利害関係者)の立場から企業を成長させるよう働きかけ、対価として給料を得ることになると整理した。

 阪口氏は36社の面接を経て、男女の区別なく活躍できる企業としてオリックスに入社し、その後、何度かの転職を経て現在のポジションにある。自分自身の経験を踏まえて学生に向け、「天職を探す旅はまだまだ続く」とはなむけの言葉を贈った。

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 質疑応答のコーナーでは、「自分のやりたいことの見つけ方」を問われた阪口氏は「面白そうな企業をたくさん訪問して話を聞く」よう助言。また、問題に直面した時に阪口氏は「自分より良く知っている人から意見を聞く」、「問題が起きた日に結論を出さない」の2点を守っていることを明かし、先輩社会人としての問題解決のコツを伝授した。また、「自分がチャレンジできる選択肢がいっぱいある企業」で経験を積むことの大切さも説いて、広い視点で就職先企業を選ぶようアドバイスした。

 一方、ファイナンシャル・プランナーの國松氏は「就活中に知っトク“資産形成の知識”」をテーマに、将来のマネープランが今から始まっていることを確認。資産寿命を伸ばすために、若い頃からの準備が有効だとした。そのうえで投資と投機やギャンブルを混同せず、投資信託などを活用して「お金を育てる」ことの重要性を強調した。

 また、投資する商品や投資する時期の分散が有効であることを紹介。米国の資産アドバイザー、デビッド・バック氏の著書「オートマティック・ミリオネア」で、毎日のコーヒー代をコツコツと運用に回す効果を説明した「ラテマネー理論」を紹介。1日500円のコーヒー代を1カ月20杯相当の1万円ずつ積立投資に充て、年率3%で運用すれば40年後には約920万円になっているとの試算を示した。

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 質疑応答では、「投資は学生がやることではないのでは」との疑問に対し、國松氏は「学生のうちから投資のトレーニングをする」ことを話し、学生のうちは毎月1,000円など少額から始めて、社会人になって増額することで、「お金のトレーニングのレベル」を上げていくアイディアを紹介した。

 投資信託協会は、協会公式YouTubeチャンネルにて、本セミナーのアーカイブ配信を行っている。

URL:プログラム1「投資と就活は似てる?」(https://www.youtube.com/watch?v=Krg9BsvlymY

プログラム2「企業の魅力を見つけよう」(https://www.youtube.com/watch?v=AFSPXyBPQKU

プログラム3「就活中に知っトク“資産形成の知識”」(https://www.youtube.com/watch?v=sYCS46HqKlk

 

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