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6月末の投信残高、1.2%減の156兆円=2カ月ぶり減少-投信協会

2022年07月14日 09時00分

 
松谷博司会長

 投資信託協会がまとめた6月末の公募投信残高は、前月比1.2%減の156兆6518億円となり、2カ月ぶりに減少した。世界的な株安で運用損益がマイナスになった。ただ、海外株式型や内外株式型、資産複合型ファンドなどに個人投資家の資金流入が続いており、設定から解約等を差し引いた資金増減額は1兆1729億円の純資金流入だった。62カ月連続の流入超過となり、過去最長を更新した。 

 松谷博司会長は、投資家の動向について「『10-20年先に目標を設定し、毎月の積み立て投資で資産形成する』という動きが、顕著になっている。このため、市況が不安定になっても、投資家の皆さんは冷静にしっかりと対応している」と述べた。

 また、海外株式型や内外株式型が買われていることについては「日本に居住し、日本企業から日本円で給料をもらい、日本円を使って暮らしている人にとって、海外資産を一定割合、保有するということは、当然のリスク・コントロールだと思う」と指摘した。

 さらに、「目標を持って、あわてずに、少額を毎月積み立てて、投資をずっと続けることが大切だ。将来を見据えて資産形成することが、全国民の行動になれば良いし、その傾向が出てきている」と話した。

 

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