NISAの累計買付額、27年末に100兆円突破も視野に-モーニングスター・ジャパンが2026年第1四半期レポート
2026年04月09日 07時00分

モーニングスター・ジャパンは「NISA概要レポート2026年第1四半期」を公表した。それによると、2025年のNISA口座における年間買付額は前年比8%増の18兆7935億円となり、14年からの累計買付額は71兆4295億円に達した。
マネジャー・リサーチ部長の元利大輔氏は、「年間18兆円の買付ペースが維持されれば、27年末までに累計買付額は100兆円を突破し、当初政府が目標としていた56兆円の約2倍に達する見通しだ」と指摘した。
◆不安定な環境下でも冷静な行動
新NISA開始から3年目となる2026年も、個人投資家からの資金流入は一段を加速しており、投資信託市場全体では、2026年第1四半期の純資金流入額が6兆7089億円と過去最高を記録した。前年同期から1兆円以上増加した。
26年3月には中東情勢の緊張が高まり、株価の変動が大きくなったが、大きな資金流出は見られなかった。元利氏は「投資家が中長期の視点を保ち、比較的冷静に行動している点は注目される」 と評価した。
◆リスク許容度に応じた分散投資
その上で、投資家へのアドバイスとして「市場の不安定さが増す環境下において、投資家にとって重要となるのは、非課税制度を最大限に活用しつつも投資タイミングを過度に追求しないことや、特定の資産クラスに偏り過ぎないことだ」と指摘。
「株式を中核に据えながらも、アロケーション型や債券など、株式以外の資産クラスを組み合わせ、自身のリスク許容度に応じた分散投資を行うことが、今後の不確実な市場環境においても持続的な資産形成につながる」とコメントしている。
【モーニングスター・ジャパン、レポート】
https://ibbotson.co.jp/researchjitr/reports/



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